レモングラス・ティー開発story
Story
1.レモングラス・ティーとの出会い
30数年前に私がアフリカ・モザンビークで働いていた頃、マラリアにかかったことがありました。その時、現地のドクターが発熱時、水分補給に良いとして飲ませてくれたのがレモングラス・ティーでした。
また、妻の友人が鹿児島で育てているレモングラスを貰い、お茶にして飲んだところ美味しかった記憶がありました。この経験からタイ料理用の食材として栽培していたレモングラスの葉を利用して手軽に飲めるハーブ・ティーを作りたいと考えたことが全ての始まりでした。
2.タイからの留学生との出会い
鹿児島大学大学院の農学部タイからの留学生のJannokさんと同大学水産学部のKangさんからタイ料理を教えて貰うようになり、その食材としてレモングラスの茎、パクチー、パクチーシード、バイマックルー(コブミカンの葉)等のタイ・ハーブ、スパイスを頻繁に使いました。
色々な料理を教えて貰うたびにこれらのハーブ、スパイスに魅了され、鹿児島の温暖な気候で栽培してみようと考え、薩摩焼で有名な日置市東市来町美山の小さな畑でレモングラス、パクチー、バジル、コブミカン(マックルー)、ミント等のハーブを育て始めました。
3.ブレンドティーの誕生
レモングラスをベースとしたブレンド・ティーを作りたいと考え、様々な試作を重ねていましたが、なかなかレモングラスに合うものがありませんでした。ある日、グリーンカレー・ペーストを作る際に使用したパクチー・シードをクロック(タイの石臼)で潰していた時に、その爽やかな香りがレモングラスに合うのではと思い、留学生のJannokさん、Kangさんとレモングラス&パクチーシード・ティーを試作、試飲したところ香り高い美味しいブレンドになりました。
また、フィッシュ・レッド・カレーの薬味としてレモングラスやバジルとともにミントを使った際に、同様に彼らとレモングラス&スペアミント・ティーを試作、試飲したところ爽やかなブレンドとなり、3種類のブレンドティーが誕生しました。